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トップ>ことば彩り>平成20年4月から6月
素焼き直後の焼き物
陶芸教室で使用するタイプの手回しろくろ。
陶芸教室で使用する道具。
陶芸体験でも作っていただけるストライプ角小皿。
陶芸教室の1階下で販売している5種盛長皿。
焼き締めで美しくできた花器。ライスボール型。
体験陶芸教室で作った器の乾燥
練りこみで作った皿。
体験陶芸教室で作った、瑠璃の葉をあしらった皿。
弁柄使用の角皿。

ことば彩り

しもむらの月刊コラム「ことば彩り」表紙挿絵 ことば彩り
水無月


サクランボ(桜坊と書くらしい)は
二つでひとつという仲良しのイメージや、
爽やかで可愛らしい色や形から
絵や詩など芸術にもよく取り上げられます
では、イメージしてください
真っ白な磁器のお皿の上にあるのは
ピンと皮が張ったツヤのある赤くてきれいな実・・・
緑あざやかな葉も一枚置いてみましょうか?
その皿には窓から陽が当たっていますか?
さて、その皿の前で紙と鉛筆を持って立つあなたは
初夏の爽やかな一瞬をどう表現されるでしょう・・・
ぱくっと食べて風味を葉書に記したりしてね・・・
何かをイメージする。そして人に何かを伝える。
それが芸術・文化だと僕は思うのです




しもむらの月刊コラム「ことば彩り」表紙挿絵 ことば彩り
皐月


鮮やかに色付いた緑が木漏れ日を揺らします
視線を上へ転じると鮮やかな白い雲が
真っ青な空にひとつ浮かんでいます
さわやかな薫風の中をサッと
一筆走らせたようにツバメが飛びますと
まさに初夏の彩りかと・・・
むかしからツバメは人が集まるところに
巣をかける習性があります
なぜなら人が住むところには
カラスや猫など外敵が少ないからです
またツバメは農作物の害虫を食べてくれます
人とツバメは昔からお互い様で過ごしてきたようです
今でもツバメが巣をかけると
その家は縁起がいいと言われる所以ですね




ことば彩り0804 ことば彩り 
卯月


菜の花や 月は東に 日は西に  (与謝蕪村)
この句は蕪村が摩耶山を訪れた時のものといわれます。
神戸の摩耶山は海の近くであり
当時は一面の菜の花畑だったそうです
見渡す限りのあざやかな黄緑色
その向こうの煌く海には静かに沈む夕日
ふと気づくと青白い天空にはぽっかりと丸い大きな月
そして、かすかな風の中に土と花の香りが漂う
まことに穏やかな春の歌です
そういえば小学校で習った「朧月夜」も同じ情景ですね
♪菜の花畠に入り日薄れ見わたす山の端霞ふかし
春風そよふく空を見れば夕月かかりてにおい淡し♪
御津町の菜の花畑も今頃はきっとこんな感じでしょう
春爛漫。想像するだけでほのぼのとした気分になりますね








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