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ことば彩り
卯月
小さな子どもが一番はじめに認める「お花」は
チューリップではないでしょうか
はっきりとした形、わかりやすい色・・・
とても単純明快な「お花」だと思います
それゆえ世界中の人々に愛される花なのでしょう
17世紀のヨーロッパでは
投機の対象としてチューリップが取引され
球根ひとつとビール工場が交換されるほど
高価な時代もあったようです
けれども「お花」は人がどう見ようと
植えられた場所でじっと時を待ち
そして美しい花を咲かせます
ただその単純な繰り返しが
余計美しさを際立たせていると思いませんか
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